畑に着くと、入口にある電気柵の本体が倒れていた。
本体を打ち付けている木ぐいが朽ちたようだ。
なんか不吉な予感。
嫌な予感は見事に当たってしまい、いままで無事だったスイカが獣の餌食になってしまった。
上手に中身がえぐり取られているので、たぶんハクビシンの仕業。
3週間ほど前に、最初にトウモロコシが被害にあったときは、電気柵に細い竹が覆い被さり、そのせいで通電してなかったのだろうと思った。
しかし、竹を取り除き、通電しているのを確認したあとも、毎度トウモロコシが被害にあっている。
しかも、最初は感心するぐらいお行儀よく、綺麗に食べていったのに、2回目以降は汚く食べ散らかしていく。
さらに、これまでトマトが食われることがなかったのだが、トマトまで被害にあっている。
同じ獣ではないかもしれない。
スイカはほぼ収穫は終えた。
トマトは、大不作のまま終わろうとしている。
残るは、トウモロコシがまだあるということで、電気柵がダメなら、ネットで囲おうかと思い、最初からトウモロコシをネットで囲っているお隣さんに聞くと、「ネットで囲っても、効果なくて、ほとんどやられてます」という返答。
やっても無駄か、と思い諦めた。
これじゃ、獣の餌にするために、野菜を育てているみたいだ。
でもなんか悔しいので、収穫には少し早いんじゃないかと思われるトウモロコシを、どうせそのままでも獣に食われるだけと思い、試しに2本収穫してみた。
結果は、やっぱり早かった。