栽培アドバイザー– archive –
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種まきは気温が高くなってから
オクラは、熱帯アフリカ原産で高温を好み、発芽適温は25~30℃とかなり高めです。そして、10℃以下では生育が止まってしまいます。 温暖地や暖かい室内で育苗管理できる場合は4月頃、一般地や寒冷地で暖かい育苗環境が無い場合は5月以降が適しています。 ... -
品種を選べば一年中栽培できる
コマツナは、周年栽培が可能です。季節に合った品種を選んでずらしまきすれば、一年中収穫できます。 連作障害の心配もあまりなく、短期間で収穫できるので、家庭菜園でも非常に重宝です。 夏は耐暑性の品種で防虫対策を コマツナの本来の生育適温は20℃前... -
トウ立ち(抽苔)させない
軸の中心から硬い太い芯が伸びて、その先に花蕾が付くことがありますが、これをトウ立ち(抽苔)と言います。トウ立ちしてしまうと、球があまり太らず、硬い芯ができてしまい、食味が落ちてしまいます。また、保存性も悪くなってしまいますので、極力トウ... -
酸性土壌に弱いため、石灰で中和
日本の土壌の多くは酸性に傾きやすいため、酸性土壌を嫌う野菜はそのままではうまく育ちません。 種まきの前に土壌のpHを測定し、野菜の品目ごとの好適pHになるよう、適量の石灰を散布して中和します。 pHの数値を1上げるには、苦土石灰なら100g/m²程度... -
コンパニオンプランツ
コンパニオンプランツとは? 異なる種類の野菜をいっしょに植えると、相互または一方の野菜に対して、病害虫を抑えたり、生育を促したりといった、相性の良い関係にある植物のことをコンパニオンプランツ(共生作物)といいます。 コンパニオンプランツの... -
センチュウ害に気をつける
センチュウとは センチュウは土の中に生息する小さな線形動物の総称です。体長は0.3mm~1.0mmほどのため、肉眼で見ることは難しいでしょう。 センチュウには様々な種類がありますが、野菜に害を及ぼす主なものとして、根を腐らせるネグサレセンチュウ、根... -
ジャガイモの植え付け:基本は芽が上、裏技の逆さ植え
浴光催芽 種イモは、植え付け前に、20~30日間、日当たりが良く、雨などで濡れない場所で、日光にあて発芽させると、丈夫な芽が育ちます。 光がなるべく均等にあたるように、途中で2~3回位置を変えて、催芽むらをなくすようにします。 浴光催芽をするこ... -
弱酸性を好むため、土づくりに石灰は不要
多くの野菜栽培で、酸性に傾いた土壌を中和するために、野菜を栽培する前に石灰を撒くと思いますが、弱酸性を好む、あるいは強い野菜ですので、土づくりにおいて石灰を撒く必要はありません。 ただし、非常に強い酸性になっている可能性も否定できませんの... -
根こぶ病の対策
根こぶ病は、アブラナ科野菜の大敵です。 根こぶ病とは 根こぶ病の病原菌は、ネコブカビというカビの一種で、土中では、休眠胞子として何年も潜んでいて、アブラナ科野菜の根が近づくと、感染します。 アブラナ科の根にコブができるので「根こぶ病」と言い... -
ブロッコリーの収穫:頂花蕾を収穫したあとも側花蕾で長く収穫を楽しめる
大きな頂花蕾を収穫 ブロッコリーの食べる部分は、頂花蕾と言われる中央のてっぺんに大きくできる花蕾の固まりです。スーパーの売場で見かけるのも、ほぼこれだと思います。 花蕾の直径が10~12cm程度、花蕾が開いてしまう前に収穫します。 頂花蕾を収穫し...