枝豆を育てて、莢が少なかったり、莢があまり膨らまないことがあります。
その原因は水が足りない可能性が高いと思われます。
開花前から収穫まで乾燥に注意
枝豆はたくさんの花をつけますが、非常に落花しやすく、このときに水分が不足すると、さらに落花しやすくなり、つける莢が少なくなってしまいます。
また、開花から半月ほどの間で、莢は急速に大きくなりますが、この時期に乾燥していると、莢は膨らみません。
ですから、開花の少し前から収穫までの間、十分な水分が重要となります。
雨が少なければ水やりを
栽培の作型にもよりますが、この水が必要な時期がちょうど梅雨にあたることも多いと思います。
梅雨どきで雨が十分降っていれば、天に任せても立派な枝豆が収穫できるでしょう。
ただ、空梅雨だったり、平年とかなりズレたりと、梅雨もあてになりません。
雨が少なく乾燥している場合は、こまめな水やりが必要となります。
水はけの良い土の場合も注意
枝豆は、比較的土壌適応性の幅が広く、いろんな土壌で栽培可能ですが、どちらかと言うと、保水力のある重い土壌で実つきが良い傾向があります。
水はけの良い火山灰土のような軽い土壌で、茎葉は非常に繁茂しても、実つきが悪くなることがあります。
特にこのような土壌の場合は、灌水など乾燥対策に注意する必要があります。