キュウリが曲がる原因は株の疲れ まっすぐなキュウリを育てる方法

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キュウリは、夏の代表的な野菜の1つで、家庭菜園でも人気の1つです。ただ、お店で売っているようなまっすぐなキュウリばかりでなく、曲がってしまったり、形がいびつになってしまうことも多いかと思います。ここでは、キュウリが曲がってしまう原因と、まっすつ育てるための方法についておさらいし、できるだけ、まっすぐなキュウリを育てましょう。

目次

キュウリが曲がる原因は?

曲がったり、尻細尻太などの変形した実が成るのは、株が疲れてきた合図です。
キュウリは急速に生長し、次々と実をつけますので、多くの水と肥料を使います。
これらが不足すると、株が疲れて変形キュウリになりがちです。

収穫が始まって、前半から中盤にかけては、まっすぐなキュウリが沢山採れていたのに、後半になってくると元気がなくなって、曲がったものや形が歪なキュウリが採れることが多くなります。

特に、梅雨が明けて暑い日が続き、キュウリの根元も乾燥すると、実をつけるものの、曲がったキュウリばかりといった事態にもなりかねません。

曲がったキュウリ

曲がったキュウリは、見た目が悪いだけでなく、料理でも扱いづらくなります。
“見た目が悪くても味は変わらない“と言って売られているのもたまに見かけますが、水分や栄養が不足した結果ですので、やはり食味は落ちます。

キュウリがまがらないようにするための対策

水と肥料を切らさない

対策としては必然的に、水と肥料を切らさないことになります。

収穫が始まったら、多くの栄養分を消費しますので、2週間に1回程度追肥をしましょう。

水分についても、乾燥しすぎないよう水やりが必要です。特に、梅雨時は十分な水分があったものが、梅雨明け後には急に水分が足りなくなりますので、こまめな水やりが必要になります。

株元を乾燥から守る

そうは言っても、梅雨明け後に連日炎天下が続くと、こまめな水やりも難しいでしょう。

そんな時は、できるだけ株元を乾燥から防ぐために、敷きワラや刈り取った草などを敷くとよいでしょう。

ただし、あまり厚く敷いてしまうと、ワラと土の間に根を伸ばそうとしてしまうので、薄めに敷くことが大切です。

実を大きくなりすぎないように

キュウリは、あっと言う間に生長します。大きくなりすぎたキュウリは、株に負担をかけてしまい、株が弱る原因にもなります。

できれば毎日こまめに収獲することが望ましいですが、家庭菜園で毎日収獲作業をすることが難しい場合もあるでしょう。

次回の収穫まで数日空くことがわかっている場合は、小さな実は落としてしまいましょう。
その時点での小さい実は、数日後には収穫適期を過ぎた大きなキュウリになることはほぼ確実です。

ちょっともったいないと思いがちですが、思い切ってやった方が、キュウリのためです。
その方がキュウリの株が元気でいることができ、しっかり沢山のキュウリを収穫できるはずです。

害虫により株が弱ることも原因に

害虫が直接キュウリを曲げてしまうわけではありませんが、害虫被害にあうと株が弱ってしまい、結果としてキュウリが曲がることが多くなってしまいます。

特に、キュウリの葉が食害にあうことが多く、光合成が十分にできなくなり、栄養分が不足し、曲がったキュウリが多くなります。

キュウリの葉を食害する害虫としては、ウリハムシ、ハダニ、アブラムシ、コナジラミ、ハスモントウヨウなどがあげられます。これらの適切な防除が必要です。

キュウリの収穫の中盤以降は、梅雨も空け、本格的な夏に突入します。雑草が繁茂しやすくなり、害虫の住処となってしまいますので、暑さが厳しく作業は大変ですが、定期的に除草し、適切な環境を維持することが大切です。

まとめ

キュウリが曲がる原因と対策をいくつか挙げましたが、家庭菜園でこれらを完璧にこなすことは難しいかもしれません。

キュウリの実は成長が早く、なるべく採り遅れないように収穫するだけでも大変です。さらに、梅雨が明ければ夏本番となり、猛暑の中での農作業は、熱中症の危険が増します。

以上のことを参考にしつつも、くれぐれも無理せず、健康第一で、菜園生活を楽しんでください。

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