パプリカに分類される品種を栽培しても、未完熟の段階では当然緑色ですし、そのまま収穫すれば、ほぼピーマンです。
また、緑色の普通のピーマンでも、完熟させれば、苦みがほぼ無くなった赤い実となり、こちらは逆に、ほぼパプリカとなります。
スーパーでは、完熟した赤ピーマンをほとんど見かけないと思いますが、花をつけてから収穫までの日数が60日程度と、緑のピーマンの4倍もかかるため、収穫量が大幅に減ってしまうことや、傷みやすいことが理由です。
手に入りにくいものこそ、家庭菜園で収穫してみたいものですが、未完熟のピーマンよりもハードルは上がります。完熟するまでの間に、雨に濡れて実が落ちたり、害虫の食害にあったりと、傷みやすいのです。
その対策としては、雨になるべくあたらないよう、雨よけハウスでの栽培や、病気や害虫対策をしっかりとする必要があります。