ピーマンの作付計画

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ピーマンは、露地栽培では5月頃植え付け、6月から10月末頃までと長い期間収穫を楽しむことができます。

育苗期間は、比較的高い温度が必要で、育苗期間も長いことからまだ寒い季節に種をまく必要があり、種から育苗する場合には育苗器などの加温できるものを用意します。

初心者にはピーマンの育苗はややハードルが高いので、苗を購入して植え付けるところから始めるのもよいでしょう。

目次

品種の選択:ピーマンとカラーピーマン、パプリカ、トウガラシは基本的に同じ

ピーマンは、ナス科トウガラシ属の野菜で、カラーピーマン、パプリカ、トウガラシ、パプリカなどと、いろんな呼び方をしますが、基本的には同じ仲間で、学術的な分類上は同じものです。

トウガラシを品種改良して、肉厚でベル型のもので辛味を無くしたものをピーマンと呼び、未熟な状態で収穫したものが通常の緑色のピーマン完熟させたものが赤色等のカラーピーマンです。

パプリカもカラーピーマンと同じですが、より大型で肉厚色も赤だけでなく、黄色やオレンジなど、カラフルな色のものをパプリカと呼んでいます。ですので、未熟な段階で収穫すると、色は緑色です。

呼び方は違えど、どれも同じ仲間ですので、品種によって、果実の大きさ、肉の厚み、辛さや苦さ、熟した時の色などに違いがあります。

栽培方法はどれも、基本的には同じですが、この中でパプリカは、露地栽培でキレイに完熟させるのは、やや難易度が高いでしょう。

ナス科の連作を避ける

ピーマンはナス科に属し、比較的連作障害がおきやすいとされています。ピーマンに限らず、ナス科の野菜(ナス、トマト、ジャガイモ等)との連作は、連作障害のおそれがありますので、3年~4年間を空けた方がよいでしょう。

家庭菜園は面積が限られていて、ナス科の野菜は作りたいものが多いので、やむをえず、望ましい期間空けることができない場合もあるかも知れません。

その場合にできるだけ連作障害の発生をおさえるために、土壌をの成分バランスを維持するために、土壌消毒、適切な施肥管理、有機物の投入、接ぎ木苗の活用、コンパニオンプランツの活用などが効果があると言われています。

ピーマンのコンパニオンプランツ

ピーマンと相性の良い、混植に適したコンパニオンプランツとしては、ニラやラッカセイなどがあげられます。

ニラなどのネギ科野菜

ニラの根に共生する拮抗菌青枯れ病などを引き起こす土壌病菌を抑える効果があると言われています。

ニラ以外にも、ネギ科野菜には同様に拮抗菌が共生する特性があり、また、害虫の寄せ付けにくくする効果があります。

ラッカセイなどとマメ科野菜

ラッカセイの根に付く根粒菌が、空気中の窒素を固定して窒素分を供給することや、リン酸分などの養分を吸収しやすくする効果があると言われています。

ラッカセイ以外のマメ科野菜にも、同様に根粒菌が付き、同様の効果が期待されます。

バジル、シソ、パセリなど

その他にも、バジル、シソ、パセリなどが発する香りが、害虫を寄せ付けにくい効果があると言われています。

2023年コアシスファームのピーマンの作付計画例

2023年のコアシスファームでは、タキイ種苗の「ニューエース」という品種を栽培します。

長さが7mの畝で、全てピーマンでは採れ過ぎてしまいますので、同じ畝には同じナス科のナス「とげなし千両二号」を栽培します。

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