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カリフラーの収穫適期は短いので採り遅れに注意
一般的には、花蕾の直径が10~12cm程度の大きさになったら、葉と茎と一緒に収穫します。収穫適期は短く、採り遅れると花蕾が開いてしまいます。
花蕾の大きさがやや小さい場合でも、花蕾が開きかけていたら、それ以上大きくなりませんので、すぐに収穫しましょう。
カリフラワーは、ブロッコリーと違い、側花蕾の収穫はできませんので、収穫後は根から抜き取って片付けておきましょう。
確実にきれいな白いカリフラワーを収穫するには
カリフラワーは、白い花らいが特徴で、きれいな白い状態で収穫したいですね。
しかし、花らいが黄ばんだり、傷んでしまうことがあります。
これは、花らいが、日光や冷たい風に対して敏感なために起きる現象です。
葉に包まれた花らいが大きくなり始め、拳くらいの大きさになったところで、外葉を束ねたり、葉を花らいの上に被せたりして、花らいを保護すれば、白いまま大きなカリフラワーを収穫できます。これを“軟白”と言います。
一方で、花らいを覆うことで、とり遅れてしまっては元も子もありません。品質が損なわれてしまします。花らいの間にすきまができはじめたら、すでにとり遅れと見ていいでしょう。
夏まきの方がつくりやすい
カリフラワーは、春まきして5月頃収穫する作型と、夏まき冬どりの作型がありますが、夏まき冬どりの方がきれいな花蕾のカリフラワーを収穫しやすいのでお奨めです。
カリフラーは、強い日光や高温によって異常花蕾となってしまうことが多く、春まきはその影響を受けやすいうえに、害虫被害も多くなりがちです。
ちなみに、コアシスファームでも、春まきを何度か試みましたが、失敗が続いたので、今は夏まきのみ栽培しています。