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コンパニオンプランツとは?
異なる種類の野菜をいっしょに植えると、相互または一方の野菜に対して、病害虫を抑えたり、生育を促したりといった、相性の良い関係にある植物のことをコンパニオンプランツ(共生作物)といいます。
コンパニオンプランツの効果
害虫を防除する
害虫は、目当ての野菜を匂いに頼って探しますが、異なる種類の野菜が混植されていると、匂いが混ざることで、探しづらくなります。
また、害虫によっては、キク科、セリ科、シソ科などの香りを嫌い、近づかなくなりますので、その近くで育てる野菜も害虫から守ることができます。
病気を予防する
特定の野菜には、病気の原因となる病原菌を減らす物質を分泌するものがあります。その病気にかかりやすい野菜のそばに植えることで、野菜の発生を抑えます。
また、異なる野菜が生育することで、微生物などの生物相が豊かになり、特定の病原菌が増殖することを防ぐ効果もあります。
生長を促進する
特定の野菜と一緒に育てることで、草丈が大きくなったり、収量が増えるなど生育が良くなることがあります。
まだその組合せは、経験的なものに頼るところが大きく、科学的な解明は不十分なところもありますが、分泌される物質や、土壌の生物相が関係していると考えられています。
養分を供給する
野菜の種類によっては、それぞれ必要とする肥料成分が異なり、互いに融通しあって双方の生育が良くなると言われる組合せがあります。